2011年の出題です。
はじめにA,B,Cの3人はカードを何枚か持っています。まず,Aの持っているカードの1/7をCに渡し,Bの持っているカードの1/3をCに渡します。次に,Aの残りのカードの1/6をBに渡すとAとBが持っているカードの枚数の比は5:4になり,Cが持っている枚数は,はじめにCが持っていた枚数の6倍になりました。このとき,次の問いに答えなさい。
(1)はじめに持っていたAとBのカードの枚数の比を,もっとも簡単な整数の比で答えなさい。
(2)はじめに持っていたAとCのカードの枚数の比を,もっとも簡単な整数の比で答えなさい。
(3)最後にBとCのカードの枚数の和が100枚以上であるとき,Aが持っているカードの枚数として考えられるもっとも少ない枚数を求めなさい。
【解説と解答】
(1)最後のAとBの枚数を 【5】と【4】とすると
Aはその1/6をBにあげたので、その前は【5】÷5×6=【6】になりますからBに渡ったのは【1】。さらにAは1/7をCに渡しているので、【6】÷6×7=【7】がAの最初です。
一方BはAから【1】もらったので【3】。それがCに1/3を渡した残りですから、Bは
【3】÷2×3=【4.5】したがって最初のA:B=【7】:【4.5】=14:9
(答え)14:9
(2)CはAから【1】もらい、Bから【1.5】もらったので【2.5】もらいましたが、それで最初の6倍になったので、【2.5】が最初の5倍になるから【2.5】÷5=【0.5】
最初のA:C=【7】:【0.5】=14:1です。
(答え)14:1
(3)
整理すると
A 14 12 12 10
B 9 9 6 8
C 1 3 6 6
となります。
カードの枚数は整数になるので、(14)が100以上の整数になるのは112枚です。
したがって112÷14=8枚からAの持っている枚数の最小は80枚
(答え)80枚