前半で落とさない

洗足学園の算数は、最初の計算で終わる問題ではありません。50分100点の中で、前半は計算や条件整理を手早く片づけ、後半で長めの条件文、表、グラフ、立体まで見ていく形です。だから、まず大事なのは「説明を長くすること」ではなく、「落とす条件を減らすこと」です。

式だけで十分な場面もあります。ただ、洗足学園では後半に入ると、表の何列目を使うか、図のどの条件を拾うかをはっきり残しておかないと、次の小問で迷います。答えの核は式か図でよい。そこに短い一行を添えるなら、「この条件を使った」「この表の見方で進めた」くらいで十分です。

前半で崩れる子は、式を急ぐあまり、数や単位、時刻、動くものを分けて紙に置いていません。逆に、説明を長くしすぎる子は、答案欄を使い切ってしまいます。洗足学園ではそのどちらも損です。まず条件を抜き出し、次に必要な式を書く。最後に、答案上で何を使ったかが一目で分かる短い注を足す。この順番が合っています。

後半のグラフや表、立体では、横軸と縦軸、単位、見えていない辺や高さを先に確認します。ここを飛ばすと、正しい式を書いてもずれます。洗足学園の算数は、紙面の情報をそのまま飲み込むより、条件を自分の答案に移し替える力を見ています。

直しのときは、「どの条件を落としたか」「どこで書きすぎたか」を分けて見ます。洗足学園では、前半を取って後半につなぐ流れが大事です。個別で言い回しや答案の長さを詰める場面では個別ワークスが向いています。クラスの進度とのずれを確認するなら、フリーダムオンラインの見方も役に立ちます。