中学二年から高校二年まで。洗足学園は、この四年間を六年間の中で最も長い一つの時期として置いています。掲げているのは「主体的思考・行動姿勢の構築と多面的チャレンジの実践」です。
四年間もあれば、一度の成功で話は終わりません。学校は、さまざまな活動での失敗や成功を通して成長する時期だと説明しています。いろいろな活動へ取り組む時間そのものを長く取っているのです。
この置き方は、前後の時期と比べるとよく分かります。中学一年のテーマは、学校と家庭での正しい生活習慣を身につけること。高校三年では進路を具体的に定め、その実現へ力を注ぎます。進路を決める前に、四年間の挑戦期を置くのが洗足の教育計画です。
中学生のうちから将来を一つに決めても、そのまま進むとは限りません。何に関心があるのか、どんな場面なら自分で動けるのかは、実際にやってみなければ分からない。しかも、一度の体験だけでは、向いていないのか、やり方を変えればよいのかも判断しにくいものです。
だから、洗足の六年間を見るときは、高校三年の進路だけでなく、その前の四年間をどう過ごす学校なのかを考えたい。失敗も含めて試せる期間を教育計画の中心に置く。ここに、子どもが自分の進む方向を自分で探すための時間があります。
