受験学年が近づいてくると、習い事をどうするか、という問題が出てきます。
塾の日数が増え、宿題も増える。模擬試験や組み分けの結果も気になる。そうなると、「そろそろ習い事はやめた方がいいのではないか」と考えるご家庭は少なくありません。
ただ、洗足学園を志望する場合、習い事を単純に受験勉強の邪魔と考えない方が良い面もあります。
洗足学園は、学校生活の中で自分を表現する場面が多い学校です。音楽、行事、部活動、友だちとの関わり方。そういうものを通して、自分の考えや力を外に出していくことを大事にしている印象があります。
ですから、習い事が子どもにとって大事な自己表現の場になっているなら、できるだけ続ける方向で考えても良いでしょう。
もちろん、何でも続ければ良い、ということではありません。
問題は、その習い事を続けることで、子どもが疲れ切っていないか。復習の時間がまったく取れなくなっていないか。受験勉強との折り合いがついているか、という点です。
まず、時間を見えるようにする
習い事を続けるかどうかを考えるとき、気持ちだけで判断すると迷います。
「せっかくここまで続けてきたから」
「でも、塾も忙しくなってきたから」
この二つの間で、親も子どもも揺れます。
だから、まず1週間の時間を紙に書き出してみることです。
塾の時間、習い事の時間、移動時間、宿題にかかる時間、睡眠時間。実際に並べてみると、どこに無理があるかが見えてきます。
習い事そのものは週1回でも、移動や準備を入れると意外に時間を使っていることがあります。逆に、週2回あっても、子どもが気分転換になっていて、生活のリズムが崩れていない場合もあります。
大事なのは、回数だけで決めないことです。
続けるなら、勉強の穴を早めに見つける
習い事を続ける場合、受験勉強の時間は当然限られます。
だからこそ、全部を同じようにやろうとしないことです。塾の宿題をすべて完璧にこなし、習い事も続け、家庭学習も増やす。これでは、子どもが先に疲れてしまいます。
洗足学園を考えるなら、まず基礎の抜けを作らないことが大事です。
算数であれば、計算、割合、速さ、図形。国語であれば、本文を丁寧に読むこと、設問に対してきちんと答えること。理科社会であれば、基本知識を後回しにしすぎないこと。
週に一度で良いので、親が短い時間で様子を見ると良いでしょう。
「最近、計算ミスが増えていないか」
「国語の答えが本文から離れていないか」
「理科社会の知識が抜けたままになっていないか」
こういう確認で十分です。親が全部教える必要はありません。早く気づくことが大事なのです。
やめる判断も、続ける判断も、子どもと話す
習い事を続けるかどうかは、親だけで決めない方が良いでしょう。
子どもにとって、その習い事がどれくらい大事なのか。受験勉強との両立を本人がどう考えているのか。そこを聞いてみることです。
「続けたいなら、勉強の時間をどう作る?」
「少し回数を減らすなら、どの時期からにする?」
「発表会や試合がある時期は、塾の勉強をどう調整する?」
こういう話し合いをしておくと、習い事が単なる負担ではなく、自分で時間を考えるきっかけになります。
受験では、与えられたことをただこなすだけでは、なかなか最後まで持ちません。自分で決めたことを守る、自分で優先順位を考える。そういう経験も、受験勉強の中では大事です。
足りないところは、短く補う
習い事を続けていると、どうしても勉強時間が足りない時期が出てきます。
そのときは、何となく勉強量を増やすのではなく、穴を絞って補うことです。
たとえば、算数の図形だけが遅れている。国語の記述で要点がずれる。理科の計算分野があいまいになっている。そういう場合は、短期間でテーマを決めて補強した方が良いでしょう。
個別ワークスのようなオンライン個別指導を使う場合も、目的をはっきりさせることが大事です。
「洗足学園のために全部見てください」ではなく、
「図形の比を4回で確認したい」
「国語の記述の書き方を短期間で見てほしい」
「塾の宿題で抜けている単元を整理したい」
というように、狙いを絞る。そうすれば、習い事を続けながらでも、必要な補強はできます。
習い事を受験の敵にしない
習い事をやめれば、その分すべて勉強に回るかというと、必ずしもそうではありません。
好きなことをやめたことで、子どもの元気がなくなることもあります。逆に、習い事を続けているから、気持ちが切り替わり、勉強にも向かえるという子もいます。
だから、習い事は受験の敵、と決めつけないことです。
ただし、時間には限りがあります。続けるなら、何を減らし、何を守るのかをはっきりさせる必要があります。
洗足学園を目指すのであれば、子どもが自分を表現する場を大事にしながら、入試に必要な基礎力をきちんと積み上げる。その両方を考えていくことが大切です。
親の役割は、無理にやめさせることでも、何でも続けさせることでもありません。
子どもの疲れを見て、時間を整理し、抜けが出たら早めに手を打つことです。
習い事を続けるかどうかは、受験勉強の量だけで決めるものではありません。子どもが洗足学園でどんな6年間を過ごしたいのか。そのイメージにつながっているなら、続ける意味は十分にあります。
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