塾のクラスが上がった、下がった、ということは、やはり気になるものです。
特に志望校がはっきりしてくると、「このクラスで洗足学園に届くのだろうか」と心配になることもあるでしょう。
しかし、塾のクラスはあくまで塾の中の基準で決まっています。洗足学園の入試に必要な力と、塾のクラス分けの基準が、いつもぴったり一致しているわけではありません。
もちろん、上のクラスにいるに越したことはない、と思われるかもしれません。実際、基礎力があり、処理のスピードもある子が上位クラスに集まりやすいのは事実です。
ただ、だからといって、上のクラスにいれば洗足学園の対策ができている、ということにはなりません。
逆に、クラスが思うように上がらないからといって、すぐに志望校をあきらめる必要もありません。
大事なのは、今その子が、洗足学園の入試に向けて必要な力を少しずつ積み上げているかどうかです。
洗足学園を目指す場合、まず見ておきたいのは、問題文を正確に読む力です。
算数でも国語でも理科でも社会でも、問題が何を聞いているのかを読み違えると、せっかく知識や解法を持っていても点数にはなりません。塾のテストで点が取れない原因も、実は「わからなかった」のではなく、「読み落とした」「条件を取り違えた」ということが少なくありません。
ですから、テストが返ってきたときに、まず見るべきなのは点数ではありません。
どこを間違えたのか。なぜ間違えたのか。本人がそれを説明できるか。
ここを見ていくと、クラスの上下だけでは見えない課題がはっきりしてきます。
もうひとつ大事なのは、基本問題での失点を減らすことです。
洗足学園を目指すからといって、特別に難しい問題ばかりをやればよいわけではありません。入試で合否を分けるのは、むしろ取るべき問題を確実に取れるかどうかです。
計算ミス、漢字のミス、条件の読み飛ばし、設問への答え方のずれ。こういう失点が続いているうちは、難しい問題に手を出してもなかなか安定しません。
塾の宿題に追われて、直しが十分にできていない子は多いものです。
しかし、本当に力がつくのは、間違えた問題をもう一度見直し、「次はどうすればよいか」を自分で整理したときです。
ここを飛ばして、ただ次の単元、次のテストへ進んでしまうと、同じようなミスを繰り返します。
洗足学園に向けた勉強でも、まずはこの直しの精度を上げることが大事です。
また、塾のカリキュラムは、多くの学校に対応するように作られています。
それ自体は当然のことです。集団塾は、ひとつの学校だけに合わせて授業を進めるわけにはいきません。
したがって、志望校が洗足学園に決まっているのであれば、どこかの段階で、洗足学園に向けた練習を別に考える必要があります。
それは必ずしも、すぐに過去問をどんどん解くという意味ではありません。
問題文を丁寧に読む。条件を整理する。答案の根拠をはっきりさせる。間違えたところを言葉で説明する。
そういう練習を、普段の勉強の中に少しずつ入れていくということです。
ここで、すぐに転塾を考える必要はありません。
塾のクラスが合っていないのではないか、と感じたときも、まずは何が足りないのかを分けて考えることです。
授業の内容が難しすぎて消化できていないのか。
宿題が多すぎて直しの時間が取れていないのか。
洗足学園に必要なタイプの練習が足りていないのか。
この三つは、それぞれ対応が違います。
授業が消化できていないなら、クラスや学習量を見直した方がよい場合があります。
宿題に追われているなら、全部を同じ重さでやるのではなく、優先順位をつける必要があります。
学校別の練習が足りないだけなら、今の塾を続けながら、別に補強を加えるという方法もあります。
つまり、クラスが上か下かではなく、今の勉強が志望校に向かっているかどうかを見ることです。
フリーダムオンラインでは、今通っている塾をすべて否定するのではなく、足りないところをどう補うかを考えます。
塾で基本的なカリキュラムを進めながら、洗足学園に向けて必要な問題の読み方、直し方、答案の作り方を別に練習していく。そういう使い方ができます。
WEBワークスで学校別の教材に触れ、必要に応じて個別ワークスで本人の答案や考え方を確認する。家庭だけでは見切れない部分を、外から見るという形です。
組み分けの結果で不安になったときほど、慌てて結論を出さないことです。
見るべきものは、クラス表だけではありません。
実際の答案を見る。直し方を見る。本人が説明できるかを見る。そして、洗足学園に向けた練習が日々の勉強の中に入っているかを見る。
そこが見えてくると、今の塾を続けるべきか、補強を加えるべきか、学習の組み立てを変えるべきかが判断しやすくなります。
ご相談の際は、直近のテスト結果だけでなく、実際の答案や家庭での学習時間もあわせて見せていただくと、より具体的にお話しできます。
