2023年から洗足学園の入試は各回とも4教科になりました。
多くのお子さんが4教科で受験していることから、学校側としては2教科はもうなくしてもよいだろう、という判断になったのかもしれません。
が、実際にはやはり対策が大きく変わります。
洗足はこれまで第1回と第2回は、4教科受験生も含めて全員がまず算国2教科の判定を受けていたのです。
それでその合格枠に入れなかった子どもたちが、今度は4教科の判定を受けるということになったので、当然2教科で合格点が取れれば理科社会は見られない。
だから4教科の生徒であっても洗足の対策としては算数と国語2教科優先であったわけです。
しかし、来年はその制度がなくなるので、4教科で完全に勝負をしなければならない、ということになりました。そうなると、やはり特に大きな差を生むであろうと予想されるのが、理科です。
洗足の理科の出題は、化学、物理、生物、地学ときっちり大問4問で出題されますが、化学と物理はやはり計算問題が多いので、ここがしっかりできないといけない。
これまでまず2教科の選抜優先できたところでしたが、これからは理科計算をがんばらなければいけないので、少し受験層が変わる可能性があるかもしれません。