「うちの子は洗足学園に向いているのでしょうか?」
このご相談はよくいただきます。
成績は悪くない。けれど十分届くかどうかはまだわからない。
学校の雰囲気には魅力を感じる。
ただ、今のままで本当に合うのか、不安になる。
そういうお気持ちはよくわかります。
しかし、この問いに対して、今の段階で単純に「向いています」「向いていません」と答えることはできません。
なぜなら、受験では、今できていることだけでなく、これから何をどう伸ばしていくかが大事だからです。
向いているかどうかは、今の成績だけでは決まらない
保護者の方は、どうしても偏差値や塾のクラスを見て判断したくなります。
もちろん、それは一つの材料ではあります。
しかし、それだけで洗足学園に向いているかどうかは決まりません。
大事なのは、その子がこれから伸ばせる力を持っているかどうかです。
例えば、今はまだ点数が足りなくても、文章をていねいに読める子、考え直す力のある子、指示を受けて修正できる子は伸びていきます。
逆に、今の成績がそこそこ良くても、勉強が作業になってしまっていると、後半で伸びが止まることがあります。
だから、「今、向いているか」よりも、「今から向かっていけるか」を見ることが大事なのです。
洗足学園を考えるなら、学校別の視点は早く持った方がいい
ただし、ここで誤解してはいけません。
「今はまだ向いているか決めなくていい」ということは、学校別対策を後回しにしていい、という意味ではないのです。
むしろ、洗足学園を考えるのであれば、学校別の視点は早く持った方がいい。
過去問を何年分も解く必要はまだありません。
しかし、親は早めに、その学校がどういう問題を出し、どういう力を求めているのかを見ておいた方がいいのです。
塾の組み分けテストに合わせて勉強するだけでは、学校別の準備にはなりません。
洗足学園を受けるのであれば、洗足学園に向けて何を伸ばすべきかを、早くから意識しておく必要があります。
今から伸ばすポイントは三つです
では、洗足学園を考えるご家庭が、今から何を見ていけばいいのか。
私は、まず三つあると思っています。
1 算数で「考える過程」を雑にしないこと
算数は、ただ答えが合えばいいというものではありません。
計算の正確さはもちろん必要ですが、それ以上に、問題をどう整理し、どう考えていくかが大事です。
図を書けるか。
条件を整理できるか。
途中で考え直せるか。
こういう力は、すぐにはつきません。
だからこそ、早くから意識して鍛えていく必要があります。
2 国語で「何を聞かれているか」をきちんと押さえること
国語も、知識だけで何とかなるものではありません。
設問が何を聞いているのか。
本文のどこを根拠にすればよいのか。
それを落ち着いて考えられるか。
ここが弱いと、後半になっても点数が安定しません。
洗足学園に限らず、学校別対策を進めるためには、読む力と答える力の土台が必要です。
3 生活と学習のリズムを整えること
見落とされがちですが、これも大事です。
夜型で朝が弱い。
勉強を始めるまでに時間がかかる。
日によって集中にむらがある。
こういう状態だと、勉強の質も量も安定しません。
受験勉強は継続です。
学校別対策も、土台になる生活が整っていないと、なかなかうまく進まないのです。
受験判断の目安は、「今できるか」ではなく「今後合わせられるか」
では、どういうときに「洗足学園を受ける方向で進められる」と考えればよいのでしょうか。
私は、次のような点が目安になると思います。
まず、基礎の穴が致命的ではないこと。
次に、学習の修正が効くこと。
そして、家庭が学校別の視点を持って準備できることです。
今の時点で完璧である必要はありません。
しかし、学校に合わせて勉強の方向を変えていけるのであれば、まだ十分に可能性はあります。
逆に、塾の流れをこなすだけになっていて、何を伸ばすのかが見えていないと、後半で苦しくなります。
親が先に判断材料を持つことが大事です
子どもはまだ、学校ごとの差まではよくわかりません。
だからこそ、親が先に学校を知ることです。
どんな問題が出るのか。
どういう力が必要なのか。
今のわが子に足りないものは何か。
これを親が理解していれば、毎日の勉強のさせ方が変わります。
学校別対策というのは、過去問演習だけのことではありません。
日々の勉強を、その学校に向けて少しずつ寄せていくことです。
だから、洗足学園を考えるなら、学校別の視点は早くから持っていた方がいいのです。
今の段階で大事なこと
「うちの子は洗足学園に向いているか」という問いに、今すぐ白黒をつける必要はありません。
しかし、その一方で、のんびり構えていていいわけでもない。
向いているかどうかは、これからの伸ばし方で変わります。
だからこそ、今から伸ばすポイントを見極め、学校別の視点を持って準備を始めることが大事です。
早く決めるべきなのは、合否ではありません。
方向です。
洗足学園についてさらに知りたい方は、学校インタビューも参考にしてください。
洗足学園 学校インタビュー
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