算数は、作業をていねいに進める力が問われる

逗子開成の算数は、前半に計算や一行問題が並び、後半に規則性、速さ、図形の問題が続く構成です。難しい知識をたくさん知っているかよりも、条件を読み取り、図や表に整理しながら考えられるかが大事になります。

前半の小問では、計算力と基本処理の正確さが必要です。分数・小数の混合計算、比や割合、立体の体積など、標準的な問題を確実に取る力が求められます。ここで慌ててミスをすると、後半に時間を残せません。

後半では、規則性や操作の問題、速さの出会い算、図形の分割など、手を動かして考える問題が目立ちます。たとえば、最初の数例を表にする、速さの条件を線分図にする、図形では分かる長さや比を書き込む、といった作業が必要です。頭の中だけで進めると、条件を一つ落としただけで解けなくなります。

対策としては、まず基本問題を正確に解く練習を続けること。その上で、過去問演習では答え合わせだけで終わらせず、「どの条件を使ったか」「図や表に整理できたか」を必ず確認してください。解法を覚えるよりも、問題文を読んで自分で整理する練習が重要です。

逗子開成の算数では、速く解くこと以上に、紙の上で考えを進める力が得点につながります。普段の演習でも、式、図、表を残しながら解く習慣をつけていきましょう。