規則性に関する問題

第1回の問題です。

整数の列1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,…,99,100,101,102,…について,
 次のように各桁の数字を分割して
  1,2,3,4,5,6,7,8,9,1,0,1,1,1,2,…,9,9,1,0,0,1,0,1,1,0,2,…
 という数の列を新しく作りました。この数の列について,次の問いに答えなさい。
(1) はじめから200番目の整数を求めなさい。
(2) はじめから200番目の整数までの和を求めなさい。

【解説と解答】
(1)1から始まっているので
1桁 9個
2桁 10から99まで2×(99-9)=180個
だから残り200-189=11個 
100、101、102、103、で0
(答え)0
(2)1~9 45
10から99まで
1の位は45が9回あるから45×9=405
10の位は1が10個、2が10個、…9が10個だから
45×10=450
合計45+405+450=900
3桁は1が5個と2で7
907
(答え)907

 

 

立体図形の問題

鴎友学園 第1回の問題です。

図のようなAB=ACの二等辺三角形ABCがあります。この二等辺三角形を、直線mを軸として1回転してできる立体をVとします。ただし、直線mと辺BCは垂直です。このとき、CDの長さと立体Vの表面積を求めなさい。

【解説と解答】

図で三角形BDFと三角形AFI、三角形ABCはともに3:4:5の著各三角形になるので、
AB=15cm GC=9cmから
CD=9×2-3=15cm

HC=25cm DC=15cmから
25×15×3.14-10×6×3.14
+10×6×3.14+15×15×3.14
=40×15×3.14=600×3.14
=1884cm2

(答え)CD 15cm 表面積 1884cm2

2023年 鴎友学園 入試結果

第1回
【募集人員】180名
【応募人数】573名
【受験者数】551名
【合格者数】200名
【実質倍率】2.8倍
【合格点】248/400

第2回
【募集人員】40名
【応募人数】574名
【受験者数】527名
【合格者数】106名
【実質倍率】5.0倍
【合格点】274/400

今年の鴎友学園の入試結果です。
第1回は、実質2.8倍で合格点が6割となりましたが、第2回は相変わらず高い数字で、第1回の応募人数とほぼ同じ規模の試験。
倍率が5.0倍はやはりかなり難しかったと思われます。

2023 第1回出願数

2023年 2月1日第1回の出願数は以下になりました。

出願数 573名 倍率3.3倍

過去3年は以下の通りになります。

年度 出願数 倍率
2023年 573 3.3
2022年 603 3.4
2021年 618 3.4

容積に関する問題

半径6cm、高さ35cmの円柱の容器に、底面から15cmの高さまで水が入ってい ます。この中に半径2cm、高さ25cmの円柱の鉄の棒を1本ずつまっすぐに立てて入れていきます。

(1)鉄の棒を1本入れたとき、水面は何cm上昇しますか。
(2)入れた鉄の棒のすべてが、初めて完全に水の中に入るのは、鉄の棒を何本入れたときですか。また、そのときの水面の高さを求めなさい。

【解説と解答】
(1)水の容積は6×6×3.14×15=540×3.14です。
1本入れると、底面積は(6×6-2×2)×3.14=32×3.14になるので、
540×3.14÷(32×3.14)=167/8cmになりますから
16&7/8―15=1&7/8cm水面が上がります。
(答え)1&7/8cm
水の容積が高さ25cmになるのは
540×3.14÷25=21.6×3.14です。
36-21.6=14.4から14.4÷4=3.6なので4本入れると水の高さが25cmを超えます。
4本入れると、2×2×3.14×25×4=400×3.14の容積が増えるので、
(540+400)×3.14÷(36×3.14)=940÷36=26&1/9

(答え)4本、26&1/9cm

立体図形に関する問題

2022年第2回の問題です。

図1は底面の直径が6cm、高さが3cmの円柱です。また、図2の立体の上の面は直径が6cm、下の面は直径が4cmの円で、高さは3cmです。

図1の円柱から図2の立体をくり抜いたところ、図3の立体ができました。図3の立体の体積を求めなさい。

【解説と解答】
図2の円錐台は上の面の直径が6cm、下の面の直径が4cmですから3:2。
したがってちょうど1の部分の高さが3cmになるので、
底面の半径が3cm、高さ9cmの円錐から底面の半径が2cm、高さ6cmの円錐をひいたものに等しくなります。
したがってこの円錐台の体積は
3×3×3.14×9÷3-2×2×3.14×6÷3=(27-8)×3.14
=19×3.14
円柱の体積は3×3×3.14×3=27×3.14
よって(27-19)×3.14=8×3.14=25.12
(答え)25.12cm3

速さに関する問題

友子さんと弟の学さんは家から学校へ、同じまっすぐな道を通って向かいました。友子さんは歩いてバス停に行き、6分間待ってからバスに乗り、降りてからまた歩いて学校へ向かいました。学さんは、友子さんが出発してから16分後に自転車で学校に向かい、校門でちょうど追いつきました。グラフは、友子さんが家を出発してからの時間と友子さんと学さんの距離の関係を表したものです。歩く速さ、バスの速さ、自転車の速さはそれぞれ一定です。

(1)友子さんの歩く速さは分速何mですか。
(2)バスの速さは時速何kmですか。
(3)家から学校までの距離は何kmですか。

【解説と解答】
(1)14分で980m離れているので、980÷14=70m
(答え)70m
(2)友子さんは6分待っているので、差が180mになったのは20分後です。
そこから6分で差が2340-180=2160mになりましたから、バスと自転車の分速の差は2160÷6=360m
一方4分で差が800m縮まったので、自転車の分速は800÷4=200mです。したがってバスの分速は200+360=560mで、求めるのは時速ですから、
560×60÷1000=33.6km
(答え)33.6km
(3)学さんの速さは分速200mです。
2340÷130=18分ですから、学さんは26+18-16=28分で学校まで行ったので、200×28=5600m=5.6km
(答え)5.6km