鴎友の記述を家庭で抱え込まない

鴎友学園を目指している。塾のクラスも悪くない。けれど、国語の記述になると、どうも点が安定しない。

共働きのご家庭では、ここが悩ましいところです。答案を見てあげたい気持ちはある。でも、平日の夜にじっくり本文を読み、設問を確認し、答案を直すところまで付き合うのは、なかなか大変です。

だからといって、塾の組分けや授業の流れだけに任せておけば安心、というわけでもありません。塾の成績と、鴎友の記述で点を取る力は、必ずしも同じではないからです。

鴎友の国語で大事になるのは、特別に難しい表現を書くことではありません。本文をきちんと読み、設問で聞かれていることに対して、根拠をもって答えることです。

ところが、塾の上位クラスにいる子ほど、問題を速く処理することには慣れています。たくさん解く力もある。けれど、その分、設問を少し急いで読んだり、本文の根拠を十分に確認しないまま、それらしい言葉でまとめたりすることがあります。

塾内のテストでは、それでも点になる場合があります。しかし、志望校の記述では、そこがずれになることがあるのです。

家庭で見たいのは、文章のうまさではありません。

まず、この設問は何を聞いているのか。

次に、その答えは一文で言うと何か。

そして、その根拠は本文のどこにあるのか。

この三つがつながっているかどうかです。

ただ、これを毎週家庭だけで見るのは、簡単ではありません。特に共働きの場合、親が答案を全部読み直して、赤を入れて、さらに子どもに書き直させる、というところまでやろうとすると、どうしても負担が大きくなります。

そこで、個別ワークスのような個別指導を使う意味が出てきます。

役割を分ければ良いのです。

子どもは、まず自分で答案を書く。そのときに、本文のどこを根拠にしたのかも確認しておく。

個別ワークスでは、その答案を見て、どこで設問からずれているのか、根拠の取り方が合っているのか、結論がはっきりしているのかを確認する。

家庭では、添削結果をもとに、短く確認するだけで十分です。

「この問題は何を聞いていた?」
「根拠は本文のどこ?」
「答えを一文で言うと?」

このくらいで良いのです。

親が模範解答を書く必要はありません。むしろ、親が書きすぎると、子どもは自分で直す力を失ってしまいます。大事なのは、子ども自身が、どこをどう直せば良いのか分かるようにすることです。

週に一度でも、答案を一問ていねいに見る時間があれば、記述の見方は変わってきます。大量に解かせるより、設問、結論、根拠のつながりを確認する方が、鴎友の記述対策としては実務的です。

共働き家庭の場合、すべてを家庭で抱え込まないことも大切です。

塾は全体の学力を上げる場です。組分けテストは、現在の位置を知る材料になります。しかし、志望校の答案をどう整えるかは、別に見ていく必要があります。

鴎友の記述で伸び悩んでいるなら、まずは直近の答案を一問だけ見てください。点数を見るのではなく、問いと答えと根拠がつながっているかを見る。

そこが崩れているようなら、家庭だけで抱え込まず、個別ワークスで答案を見てもらうのも一つの方法です。親の役割は、毎回細かく直すことではなく、子どもが直し方を身につける流れを作ることです。

鴎友の記述は、特別な才能が必要なものではありません。設問を正確に読み、本文に戻り、必要なことを過不足なく書く。その練習を、無理のない形で続けることが大切です。

個別の添削や指導が必要な場合は、邦学館 個別ワークスをご利用ください。